物件が遠くてバレエスタジオの工事に行けない・・・けど何とかする方法

バレエスタジオ施工

 

こんにちは!

バレエスタジオマイスターの大塚健太郎です

 

 

オーツカが運営するエーゼン大塚建設には実に様々なダンススタジオのお問い合わせがあります。ただスタッフのマサコさんと二人だけで運営している会社なので対応できるスタジオリフォームの数も限りがありますし、あまり遠い現場はやむやむお断りしているのが現状です。 

 

 

 

そんな中で、遠方にもかかわらず対応出来た物件があります。

今回は営業範囲外の物件にどう対応したかについて

 

1.埼玉のNバレスタジオさんの場合

2.愛知のN工務店さんの場合

 

のふたつの例でご紹介いたします。

 

 

 

1.埼玉のNバレエスタジオさんの場合

 

 

「木造の自宅の2階でスタジオを運営していますが、下階の親世帯から音のクレームがあり何とか改善したいんです」

 

 

N先生によると、

10年前に新築した時には想定してなかったほど生徒さんが増え

そのレッスンの音が下階に響くようになったのだそうです。

 

 スタジオ経営的には嬉しい限りですが

ご両親のストレスを思うと、なんとかしなければならない問題です。

 

 

力になってあげたいと思う一方で問題が有りました。

それは物件の場所が遠くて、

当社では施工のお手伝いが出来ないという事。

 

 

そこでN先生にこう提案をしました。

 

 

「N先生のご相談ですが、

現地調査をして音漏れの原因をチェックすることは出来ます。

そしてそれを改善するための設計(防音仕様)提案までは出来ます・・・

 

さて、当社では対応できない改修工事をどうするかですが

N先生の方で、信頼できそうな工務店さんを探してください。

その工務店さんに対してオーツカが技術指導をします」

 

 

そのメールのやりとりのひと月後

N先生は知り合いの紹介という内装業者さんを見つけてきました。

もちろん、オーツカの技術指導も受け容れるという条件で。

 

 

工事着工までのフローはこんな感じです

 

 

メールでの相談

  ↓

N先生が地元の工務店を探す

  ↓

オーツカの現地調査・設計提案

  ↓

地元の工務店が見積&N先生と直接工事契約を結ぶ

  ↓

着工前にオーツカが工務店へ技術指導

  ↓

スタジオリフォーム着工

  

 

 

現地調査で1階の天井裏を覗くと、2階の床構造が住宅仕様であってスタジオのレッスンには対応していませんでした。

 

2階でジャンプすると、1階の天井や壁がぶるぶる震えます。

 

本来であれば、2階の梁をサイズアップしたり、1階リビングに柱を追加したりして、構造体からの補強をしたいところです。

 

ただ、1階はご両親の生活空間なので、壁を剥がしての構造補強工事は大変なストレスになります。ですから今回の設計(防音仕様)提案は2段構えにしました。

 

 

2階の床面のみを防振補強する1期工事と

1階の構造部材(柱梁)を補強する2期工事という2段構えです。

 

 

「音漏れ(振動)はどんな防振改修工事をしても決してゼロにはなりませんから。」

 

というオーツカの話にN先生もご両親も納得してくださり、

今回は1期工事だけ採用し、その後の様子を見て2期工事を検討する事になりました。

 

N先生自身も

「少しでも音漏れが減ってくれれば嬉しいです」

 

 というお気持ちだったので

実際の1期工事が終わった防音レベルで満足されたようです。

 

 

 

さあ、このようにしてオーツカが工事に伺えなくても

無事にスタジオのリフォーム工事が出来ました。

 

 

「地元で信頼できる工務店を探す」というのは簡単ではないかもしれません。

でもあなたの夢のスタジオです。

それを実現させるための努力は惜しまないでください。

N先生はやってのけましたから!

 

 

次回は 

 

2.愛知のN工務店さんの場合

をお話いたします。

 

 

 

 

 

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