バレエスタジオ賃貸契約前に音漏れテストをしました

 

こんにちは!

バレエスタジオマオイスターの大塚健太郎です

 

 

バレエスタジオにお部屋を貸すことに躊躇している大家さんからのご依頼で、物件の音漏れテストをして来ました。

 

 

実はこの音漏れテストでは防音の効果を体感していただける自信が持てませんでした。実際に防音工事をすれば問題のないスタジオを作る自信はあるのですが それをテストで証明するのが難しくて・・・

 

「あれっ?実物試験体の防音防振テストをしてるってホームページに書いてあるじゃないですか?」

 

ううっ・・・確かにその通りですが・・・

 

 

体感しやすい実物模型のテストは防振床で防音壁ではないんです。

 

防振床はジャンプの振動をテストするものですから、

畳1枚程度の実物模型を作れば、そこでジャンプしてレッスンの振動を再現することが出来ます。

 

でも、防音壁となると話しは違ってきます。

 

防振とは異なり、音は空気を伝わっていくものです。畳1枚程度の小さな防音壁模型なんて効果が出るのでしょうか?

扉の周りをだけを防音しても、壁や天井裏から漏れてくる音をカバーしきれません。

 

実際の工事で作り上げる防音壁を模型で再現するなんて無理です・・・

 

ただ今回、大家さん達も音漏れテストを体験することで何とか安心感を得たいようです。

いやむしろ、大塚に「任せてください」と言ってもらいたい!

 

そんな空気をひしひし感じました。

 

ならばバレエスタジオマイスターとして知恵を絞ら値ければなりません。

 

幸いにことにこの物件は廊下からの入口扉が2ヶ所ありました。

 

そこで、

1か所は既存のままだとどのくらい音が漏れるのかを体感してもらう「原状のままの扉」とし、

もうひとつの扉を「プチ防音対策した扉」にして音漏れ具合を比較していただきました。

 

 

ブログトップの写真がプチ防音対策した扉です。

 

扉と枠の間に気密パッキンはさみ

扉の表面に吸音マットとして50㎜のロックウールを貼り付けました。

 

どうですか?

防音でもなく、簡易防音でもなく、プチですプチ

プチ防音対策したドアです。

 

こんな簡単な模型で大丈夫なんでしょうか?

私自身が不安ですから・・・

 

前の晩、低音域があるうるさ目のバレエレッスン曲を見つけてダウンロードしておきました。

 

アッサンブレのセンターレッスンで使う曲のようです。

 

いかにもバレエスタジオのレッスン!と言う感じで良い選曲だと自画自賛しながら、物件の室内で再生しました。

テストなのでレッスンで再生するよりも大きめの音でいざ試験!

 

スピーカーから1mの距離で66dBでした。

 

そして既存のままの扉を閉めて廊下に出ると55dB

扉周辺と隙間から漏れた音が狭い廊下に反響して、あちこちから音が聞こえてくる感じです。

うるさいと感じるほどではないですが、はっきり音として聞こえます。

やっぱり気になる音です。

 

次にプチ防音対策した扉を閉めると45dB!

音が聞こえて来ない?・・・いやプチ防音なので音は漏れてるはずなのですが

6m離れたとなりの既存のままの扉側の音の方が気になって、プチ防音ドアの音漏れが正確に判断できないんですね。

 

「スピーカーをドアのすぐ後ろに移動してください」

 

そういう大家さんの要望に応えて、扉の真後ろで再生してみましたがやっぱり聞こえてきません。

不動産の担当者は扉に耳をあてて聞いていましたよ(笑)

 

その後、2階の廊下や、窓外のポーチに場所を移動しながら音漏れを確認したのですが

大家さんと不動産関係者、皆さん安心されたようです。

 

「実際に工事する防音壁はこれ以上のスペックですし、窓外の音にクレームが来た場合は2重窓にするとか後からでも簡単に対応できる防音対策がたくさんありますのでその点はお任せください・・・」

 

自信のなかった音漏れテストですがやってみて良かったです!

 

 

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