バレエスタジオのリフォーム費用について

こんにちは

バレエスタジオ・マイスターの大塚健太郎です

 

新規にバレエスタジオ・ダンススタジオをオープンしようと考えている講師の方に役に立つ、教科書的なブログを書いてみました。

 

テーマはずばり 

 

スタジオを作るのにいくらかかるの?

 

講師の皆さんは必ず同じ悩みを抱えています。

それは、「物件選び」が先か、「施工業者(工法・予算)選び」が先か

いったいどうすればいいの~?という悩みです。

昔はフローリングの床が主流でしたが、今は膝に負担の掛からない、適度な弾力のある床が主流です。

その仕上げ材はリノリュームで人気のある床材は

松山バレエ団と東リが共同開発した『TMフロア』 か

イギリス バーミンガム・ロイヤル・バレエ団に採用されている『TFリューム』 です。

 

鏡はコストパフォーマンスの高さから幅1200㎜程度が主流。厚さは歪み補正がしやすい6㎜ガラスが最適です。

ジョイントが無い方がいいと幅を拡げてしまうと、ガラスの単価が上がるのに加え、下地もグレードアップした作り込みが必要なので

最終的に5割以上コストがアップしてしまいます。

 

以上を踏まえて

60㎡程度の路面店(1階)にオープンするバレエスタジオの最低限掛かる費用をお話します。

 

【置床にTMフロア】仕様で107万円(税別、以下同じです)

 

【H2100 延長12m】の鏡で62万円

 

そして施工会社の経費で10~15%として25万円

以上で税込210万円です。

 

 

60㎡のスタジオを作るのに最低必要なのが210万円

という事です。

 

もっと費用を抑えられないの?

 

リノリュームをTMフロアからTFリュームに変えると14万円お安くなります。

 

また、置床ではなくアンダーレイシートだけでクッション性を持たせるのであれば

30万円お安くなります。

 

それをまとめると、60㎡のバレエスタジオ新設に掛かる最低限のコストは

165万円~210万円ということになります。

 

あとは講師がどれだけこだわるかと言う事です。

 

天井が低い物件なら天井仕上げを解体したいでしょうし、照明にこだわったり、既存の壁に素敵な壁紙を貼ってみたり、更衣室を作ったり、看板やサインを充実してみたり

 

そうしたこだわりがオプションとして追加になります。

 

 

さて、肝心な防音防振に話を戻すと

 

こればかりは物件の立地や構造によってかなり変わってきます。

是非物件の賃貸契約前に施工業者に相談することをお勧めします。

 

ちなみに当社の場合

バレエスタジオであればほぼ音でクレームが来ることはない!というデータがあります。

仮にご近所からクレームが来ても、後からでも安価に対応できる防音対策がありますから安心です。

 

防振に関しては下階への影響が構造によってまちまち、

初期費用も80万円UPする場合がありますから

賃貸契約する前に必ず施工業者に相談しましょう。

 

 

 

最後に注意点!

 

置くだけで防振効果が期待できる『防振マット』系の材料がありますが、注意が必要です。

 

カタログデータで防振性能が記載されていてもそれは既存の床が強固であるというのが前提です。

写真のように床の強度に問題がある場合防振マット系の床材では下階に振動が伝わってしまう可能性があります。

 

 

以上、最低限かかるスタジオ作りの費用を解説しました。

あなたのスタジオ作りの参考になれば幸いです。


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