地域 練馬区
工期 34日間
費用 5,680,000円
【施工内容】
RC造4階 147㎡
・スケルトン改修
・鏡は1面
・スタジオ内トイレ新設
「願ってもない物件に巡り合い、たった今現場を見てきたところです・・・」
引地バレエスタジオを経営される引地佑介先生、真樹先生との出会いは、1通のお問合せメールからでした。
なかなか希望の物件に巡り合えず、夢を温めてきたという文面は、物件の情報も詳しく書かれた1100文字の長文で佑介先生の情熱があふれてくるようでしたでした。
「そしてついに、願ってもいない物件と巡り会い、たった今現場を見て来たところです・・・是非工事を前提に現場に立ち会っていただけないでしょうか」
その時の当社はマンションのスケルトンリフォームを2件施工中で時間も職人も余裕のない状態でしたが、佑介先生の熱意に動かされ現地調査に伺う事にしました。
事前の資料図面から不安要因だったのはこの物件の持つ防振のポテンシャルです。
RC構造とはいえ築古。図面に表現されていないがせっかく天井を落としても小梁が邪魔をするのではないか?スラブ厚が薄くて防振性能が期待できないのでは?など心配は尽きません。
現地調査は現在ゼネコンの現場事務所として使われているテナントさんのお仕事中にお邪魔する形でそおっと行いました。
「あれっ?小梁が無い・・・」
天井点検口に顔を突っ込むと、意外な事に小梁が有りませんでした。天井を抜いたらさぞ快適なスタジオになりそうです。
「でもこの広いスパンで小梁がなければ、音の響きは半端ないだろうな」
そう思いながらPタイル貼りの事務所で飛び跳ねて、下階のテナントさんで耳を澄ませます。
でも思っていたほどは音が響いてきません。
これはいい意味の想定外!
これなら防振床を敷き込むことでスタジオとして使えそうです。
後日改めて現物を持ち込んで行った防振床テストは下の階の学習塾さんにも協力していただきました。
関係者立会いのもと防振マット式と防振置床式のふたつで飛び跳ねテストをします。
階下への音の抑制効果もさることながら
佑介先生も真樹先生も揃って
「絶対こっちの方が飛びやすい!」
と防振置床式を採用することになりました。
それ以外にも佑介先生にはスタジオ作りで実現したい希望がありました・・・